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新井 貴; 清水 正亜
プラズマ・核融合学会誌, 71(8), p.726 - 731, 1995/08
大型磁場閉じ込め核融合装置の排気系は大排気速度を有するとともに良質な真空を得るために、大気圧から超高真空まで排気するのはもちろん、間欠的なプラズマ放電運転に対応して、プラズマ消滅後次回運転までにバックグラウンドまで排気するものである。本排気系には、また磁場中で使用されるための制約、プラズマ・壁相互作用等を考慮する必要がある。大型磁場閉じ込め核融合装置であるJT-60において有効に活用できている排気(ターボ分子ポンプを主排気とし、かつ液体窒素トラップを有する)と既設備の老朽化対策としての改造計画について述べる。